子どもなりの成長

長女が3歳の時に通っていたインターナショナルスクールでは、英語を一日中使って過ごす他、日本語の学習と宿題にも力を入れていました。

日本語は七田の教材プリントを使っていました。

なんせ、私にとっても一人目の幼稚園生活。学校で言われたように、ご迷惑をかけないように。。と子どもに毎日宿題をやらせていました。

しちだ式の教材は《かず》《ちえ》《もじ》に分かれていて、その3つのカテゴリーを2枚ずつでワンセットにして幼稚園でやっていました。そして学校でやっていない部分を宿題として持って帰ってきました。

宿題といっても数を数えたり、仲間はずれはどれ?など、もちろん大人からしてみたら簡単ですぐに解ける質問ばかり。

長女は《ちえ》の部分は好きなようでしたが、《かず》の部分があまり得意ではありませんでした。

ある日、プリントに5匹か6匹の虫が載ってる絵を見て、どっちが多いかを答える質問がありました。

長女は元々、他の事にすぐ気が散ってしまうタイプで、この宿題をやる時も、すぐ下の妹の事が気になり、なかなかプリントに手が付きません。

私が数を数えてね。と言って一緒に数を数えようとすると・・・

「1,2,3,456,7,、、」

プリント上の虫は5までしか無いのに、ちゃんと数えず、適当に数えて行きました。

「え。。。ちょっと待って。。ほら、もう一回、ゆっくり数えてみよ!」と私。

私もプリントに指を置き、一緒に

「1,2、、、」 するとまた長女は、、

「2345678、、、」。。。

「ふざけないで、ほら!!」

こんな事を繰り返し、こちらのイライラが募ってきました。

終いには、私もまだ3歳の娘に向かって怒鳴りだし、

「ほな、チョコレートだったら真面目に数えられるでしょう!!正解したら、あげるから、数えてみなさい💢💢」

娘はまた、「1,2,3,4,5,6,789・・・」

「え!!これでも無理なの?💢💢💢」

「ふざけるなー!!」

ぐらいの事は言ったと思います。

その時、こんなにもイライラして罵声をあびせながら、何とでも宿題をやらせてる自分が、なんてひどい事をしてるんだ・・ととても悲しくなったのを今でも強烈に覚えています。

なぜ、私がここまで怒りながら宿題をやらせていたか・・・

それは、きっと彼女の為・・ではなく、自分が宿題をやらさないとダメな母親だと思われる。。

と、思っていたのだとおもいます。

もっと、楽しくわかりやすく、肩のちからを抜いて、宿題をさせれたら良かったのに、帰宅して夕方のお忙しい時に集中しない娘とその宿題に、余裕を持って接する事が出来てなかったんですね。。。

はぁ、、、これは娘の宿題と言うよりも、私の宿題になってる。。。

そう気が付き、娘が出来なくても、集中しなくても、感情のままに怒ることはしてはいけない。。と心に決めました。

きっと、《周りの子が出来ているのに・・・》《宿題を持っていかさなきゃ!!》

と周りと比較し、自分自身にプレッシャーを与え、子どもにあたる。。。

悪循環になっていたのですね。。

そんな娘も今は小学2年生です。

一時期は数に弱い癖を持つ子なのか・・?と思ったりもしましたが、学校で掛け算を習っているようで、九九を歌いながら、毎日、私に言われなくとも宿題は絶対キチンとやっています。

1年生の時の足し算や引き算は、私も見ていて〈いやー、絶対、この子、数が苦手だわ・・・(・・;〉 と思わせるような勘の悪さでしたが、最近は、

「こうしたら、こうなって、正解がわかるよ!」と自分なりに答えを探して来るようになっています。先生も、掛け算はすぐに覚えてたねー!と褒めて下さいました。

掛け算は楽しいようです(^o^)

子どもって、不思議な事がたくさんあります。

だけど、小さい視野で親がガミガミ言ったり、変な心配をしてたくさん口出しをしなくても、子どものペースで成長をしていく。

長女の幼少期には私もたくさん育てられました。

今、3歳の長男が最近やっと10まで数を数えられるようになったのをみて、

「すっごーーい!!10まで、数えられるようになったねーーー!!」

とベタぼめをしている自分をみて、

うわ(・・; あの時の私とえらい違い・・・長女ちゃん、ごめんね。。。(;´∀`) と言わずにはいられません。。(^^ゞ

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