子どもの時は、大晦日には大掃除やおせち料理の手伝いやら、お正月を迎える準備で忙しかった。
私の母は「来年は、お正月は何もしないでゆっくりするのも良いよね〜」と言っては、やはり、毎年気忙しくしていた。
そんな感覚で育った私だから、大晦日は、気忙しくバタバタ動くものだと思っていた。
イギリスで過ごした大晦日
17歳で友達と行った初めての海外、イギリス。
ホームステイ先では、クリスマスに家族が集まりご飯を共にし、大晦日は普通に過ごしていた。
17歳の私は大晦日、友達と何も知らないまま、街の繁華街へ行き、人が流れるままに恐る恐るパブの入り口に並んだ。。
入れるの??
そんな疑問はあっさり消え、そのままあっさり入店できた😁
そのまま、ビールをオーダーしたような、してないような・・・なんせ20年前だから記憶にないけど。。
カウントダウンになると、どこからともなくみんなが踊りだし0時のカウントダウンでは客全員で肩を組み、そのままみんなで列になって、パブの中を歌いながらグルグル回ったのを覚えている。
これぞ、海外のノリ!!というイメージを裏切らなかった瞬間だった。
長崎から来た友達と、広島から来た私達。どちらも都会で大人の世界を思う存分楽しんだ夜だった。明け方、みんなで一人の子の家に行き、寒く冷え切った身体で飲んだインスタント味噌汁。
長崎から来た子が発した言葉は忘れられない。。
「味噌汁、うまかばい!!!」
本当、久しぶりに飲んだ味噌汁は心から美味しかった😁
そして、学校は2日から始まった。
あれ?日本みたいにお正月はゆっくりしないのね・・
良いような、悪いような・・・
カナダで過ごした大晦日
次に年越しを海外で過ごしたのは23歳の時。
カナダのトロントだった。
今度は堂々とお酒を飲める歳。
日本人の私は、大晦日に大掃除をしなければ何となく気持ち悪く、カナダでも大掃除をして、夜はクラブにでかけた。
一緒に行った仲間と若さゆえの飲みっぷりと騒ぎ方で朝までどんちゃん騒ぎで楽しんだ。
明け方に乗る地下鉄。飲みすぎた後悔と夜ふかししたしんどさを極力無視しながら、何とか家に着き、気が済むまで寝る。
海外にいると、あの気忙しい大晦日を味わわないのが、新鮮だった。
気楽でありながら、日本で食べるお節が恋しくなった。
ひと味ちがう大晦日
色んなお正月の迎え方があった。
お節を作れるお正月は有り難いと、頑張って作ってお重にお節を詰めた年もあれば、妊娠中の12月に肺炎で入院し、年末に退院したばかりで療養しながら越した年もあった。
出産間近で、いつ産まれてもおかしくない私に、先生が「元旦だけは、来るのを避けるように頑張って!」と言われ、家でほとんど動かず過ごした年末もあった。その子は年が明けて5日に産まれた😁
その年、その年色んな過ごし方をしてきたが、今年2020年を迎える大晦日。
今年のテーマは【頑張って大晦日を過ごさない】
大掃除もしなければ、お節も作らない、年賀状も書かないいつも通りの休日の一日を家族みんなで過ごした。
ただ一つだけ、外せなかったのは、年越しそば。。。
と言いたかったけど、それも、スーパーで人がアホほど並んでいたから、買い物をするのをやめ、家にあるうどんで年越しうどん(^o^)
そして、みんなでリビングに布団を敷いて、テレビでカウントダウン!
コレさえできれば何より有り難く幸せな大晦日になる。
その年その年の大晦日は、色んな物語がある。
来年はどんな年越しをしているだろう。。
大晦日はやりたいように過ごしたい。日本の風習に押されて【やらなくてはならない!】はしない。
子ども達がまた1年成長した次の大晦日、もう少し余裕を持って次の年が迎えられるだろうか。来年はお節を作りたいなぁ。
とりあえず、家族が健康・安全であれば、どんな大晦日でもよろしい。
皆様にとっても、良い一年になりますように。
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